こんにちは!
絶食と聞くとどんなことを思い浮かべますか?
「空腹でツライ」「何も食べないなんて不健康」「逆に太る」このようにネガティブなことも思い浮かべるのではないでしょうか。
絶食は本当に不健康で危険なことなのでしょうか。
実はその反対で、絶食をすると体には活力が戻ります。
疲れにくくなり、美容にも良く、いつもより集中力が高まります。
今回は食べないことで、体を回復させる絶食についてご紹介します。
絶食とは何か?
絶食を調べると、どんな辞書でもこう表現されています。
文字通り「食べ物を絶つ」ということですね。
主に健康や医療関連の用語として使われています。
手術前や後に◯◯時間(日間)絶食と使われたりしますね。
絶食(ぜっしょく)
食物を絶つこと[1]。「検査のため一日絶食する[1]」などと使う。→食物、臨床検査(引用:Wikipedia:絶食)
ぜっ‐しょく【絶食】 の意味
出典:デジタル大辞泉
[名](スル)食物をまったくとらないこと。「検査のため一日―する」(引用:goo辞書)
絶食と断食の違いとは?
絶食と聞くと、よく似たキーワードである断食との違いが気になりますよね。
同じような言葉ですが、どちらも基本的に同じ意味で使われ方に違いがあるだけです。
参考もともとの定義
- 絶食 ⇒ 健康のために行う食事制限
- 断食 ⇒ 宗教的な意味合いのために行う食事制限
本来はこのように、分けて使われていましたが境目がなくなっています。
健康やダイエットが目的でも「断食ダイエット」が使われていて、本来健康の意味で使われる「絶食」が使われていません。
このように、今ではどちらも似た意味で使われているため、特別に分けて考える必要はありません。
どちらかと言うと、断食と呼ばれることが多いですよね。
絶食の効果とは?
絶食すると胃腸を休めることができ、体は元気になります。
絶食も3日目に入ると、睡眠時間が減ってより長く動き回りたくなるほど回復します。
普段当たり前の生活をしていると、実は食べ過ぎで自分の体に負担をかけています。
1日3食している時点で食べ過ぎだとも言われ、消化の作業はフルマラソンと同じくらいエネルギーを使うと言われています。
これが毎日続くのですから、体はいつも疲れています。
絶食するとこんな負担から解放されるのです。
ダイエットや美容にも
数日間絶食すると健康だけでなく、ダイエットや美容にも効果があります。
1日の絶食で1キロ痩せられます。
3日間絶食すれば3キロ痩せられるということですね。
他にも食べないことで、体がデトックスを始めて不要物や老廃物を外に出すことでお肌の調子も劇的に回復します。
いい化粧水や乳液を使う前に、絶食するとより美肌効果を実感できるかもしれないですね♪
一流アスリートも絶食していた
かつて日本で活躍した力道山や、オリンピック金メダリストだったカール・ルイスも、試合の前には必ず絶食していたと言います。
なぜなら、食べない方が体に活力がみなぎり、より良い成績を残すことができたからです。
彼らだけではなく、中日ドラゴンズのゼネラルマネージャーの落合博満さんも、現役時代には定期的に絶食していたといいます。
一流のスポーツ選手も絶食の効果を知っていたのです。
あなたも胃腸を休ませてみては
あなたは、今まで一日以上何も食べなかったという経験をしたことはありますか?
もしかすると入院を経験した人ならあるかもしれません。
それ以外の方なら、生まれて今まで食事をしなかった日を、一度も経験していないのではないでしょうか。
つまり、今まで消化をしていた内蔵は、一度も休んだことがないのです。
しかも、普段の食事は油分の多い食事や肉類なども多く、きっと胃腸に負担をかけてきているはずです。
あなたの体は消化の負担で疲れていて、本来の活力を失っているかもしれないですね。
健気に働き続けてきた内蔵をいたわってあげてもいいのかもしれません。
人は飢えには強い
たくさんの人が「人は飢えに弱い」と考えています。
しかし、実は人の体は飢えにとても強くできています。
理論上は水さえあれば、健康な人なら誰でも一ヶ月以上生きられるのです。
一ヶ月も生きられる理由は体に蓄えられた脂肪です。
よほど運動で絞っている人でない限り、10〜25%ほどの体脂肪を蓄えているはず。
この脂肪があれば水だけでそれだけ長く生きられるのですね。
本来、自然界では食べ物を何日も食べられないのが当たり前です。
人間も自然の一部ですから例外ではありません。
毎日定期的に食事ができるようになったのは、何百万年にも及ぶ歴史の中で農耕栽培の技術ができた、わずか一万年以内の出来事なのです。
そんな飢えに強いあなたの体も、食べ過ぎに対してはほぼ無防備です。
その結果太り過ぎの問題が生まれ、生活習慣病がいちばんの健康問題となっています。
人は食べ過ぎに弱い
いつでも、好きな物を好きなだけ食べられる現代は、一見幸せのように見えます。
しかし、つい100年前には存在しなかった病気や、一部の特権階級だけが患っていた病気が、全ての人に広がっています。
いちばんの問題が生活習慣病です。
老衰以外の死因を見ると、多くの人が生活習慣病が原因で亡くなっています。
ひと昔前までは、細菌やウイルス性疾患が主な死因でしたが、現代では食べ過ぎの問題の方が深刻なのです。
アレルギーだって食べ過ぎが原因
他にも、過去には認知されなかった病気が人々を悩ませています。
代表的なものがアレルギーです。
アレルギーも食生活の変化で発生すると考えられます。
アレルギーが発症する原因は解明されていません。
しかし、食べ過ぎによる腸の炎症が原因だという説があります。
腸が炎症を起こし、本来は吸収できないはずの物質が体に侵入します。
ただの栄養でも、本来侵入できない大きさのものは異物と判断されます。
この異物に対して、免疫が過剰に働くことがアレルギーの原因です。
食べ過ぎの問題をリセットする効果的な取り組みが定期的な絶食なのです。
絶食すると病気に効果がある理由
絶食すると、なぜ様々な病気に効果があるのでしょうか。
まず一つ目に生活習慣病の前の段階である、肥満を解消することができること。
糖尿病、脳出血、不整脈、心不全、肝脂肪からの肝硬変など、肥満が関連する病気ばかりだと分かります。
今の時点では問題ないようでも、予備軍の方はたくさんいます。
このような生活習慣病は、肥満を解消しなければ問題は解決しません。
肥満が原因になる生活習慣病の多くは、絶食を定期的におこない、脂肪を減らすことで解消できます。
糖尿病と絶食
また、生活習慣病の中でも特に恐ろしい糖尿病は完治しないと言われています。
しかし、ごく初期の糖尿病までなら、絶食することで薬が不要になり、ほとんど薬がいらないほど回復するケースもあります。
糖尿病は治らない病気と言われるため、通常医師は認めません。
しかし、絶食で薬が不要になるケースはあるのです。
脳出血や心疾患などの危険性も、血中のコレストロール値が下がることで抑えられます。
絶食で食事が原因で起こる様々な病気に効果が見込めます。
※重病の方が絶食する場合、必ず断食に詳しい医師や専門家の指導を受けるようにしてください。
まとめ
絶食をすると健康やダイエット・美容にも効果があることが分かりました。
あなたと私の食生活は食べ過ぎで、体に消化の負担をかけ続けています。
絶食するとこの負担から解放されて、たくさんのメリットがあるのです。
こんなメリットのある絶食ですから、試してみないのはもったいないです。
「断食で治せない病気は医者にも治せない」
「断食はメスを使わない手術だ」
医療大国であるドイツではこんな格言があり、国民の20%が絶食(断食)しています。
ぜひ、こんな魅力的な絶食にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
こちらの記事では、絶食についての手順や効果などを詳しくまとめているので、ぜひ読んでみてだくださいね。