断食に興味はありますか?あなたが断食に興味があっても、リスクがあると断食に踏み切れませんよね。もし、そのリスクが限りなく小さくできるとしたらいかがですか?断食をやってみたいと思いませんか。
実は断食のリスクはそれほど多くなく、たった2つのリスクを減らすことができれば安全に断食できるのです。今回は断食の2つのリスクと、そのかんたんな予防方法をご紹介します。
断食の2つのリスクとポイントとは
断食の2つのリスクとは「体調不良のリスク」と「リバウンドのリスク」です。両方共深刻なリスクではありますが、特に気を付けないといけないのは体調不良のリスク。場合によっては断食やダイエットどころではなくなります。
リスクはしっかり取り除いたうえで挑戦したいところですね。
- 体調不良のリスク
- リバウンドのリスク
体調不良のリスク
断食による体調不良のリスクはさらに2種類に分けられます。一つ目に断食中の体調不良です。断食中の体調不良は。断食に慣れていない時に起こしやすく、断食中の水分のとり方が間違っている場合がほとんどです。
二つ目が断食後の体調不良です。どちらかと言うと、こちらの方がずっと深刻で、断食で注意しなければいけない一番のリスクです。このリスクは、断食後の回復食に失敗によるものです。
具体的には、断食後に高栄養な食事を食事をすると、体は対応できずに体調を大きく崩してしまうのです。このリスクは思っている以上に大きく、場合によっては救急車で運ばれたという話もあるほどです。
リバウンドのリスク
断食のもう一つのリスクはリバウンドです。ただし、リバウンドは断食に限らず、急激に体重が減ると起こりやすいリスクでもあります。リバウンドする理由は2つ。
一つ目の理由は体の正常な維持機能の働きです。体はできるだけ一定の状態を保つようにプログラムされています。体重もできるだけ急激に変化しないように維持しています。
急激にダイエットすると、このプログラムが動作して元の体重に戻ろうとするのです。このようなプログラムを「ホメオスタシス」と言い、体にとっては命を守るために必要な機能でもあります。
ホメオスタシスは、一ヶ月で体重の5%が低下すると作動すると言われ、普通の人なら2〜3キロ痩せると動作します。
二つ目の理由はダイエットによる筋肉量の低下です。ダイエットは脂肪だけを落とせるといいのですが、ダイエットの過程では筋肉も必ず分解さます。筋肉の量はエネルギーを消費する基礎代謝に深く関わり、量が減るとリバウンドしやすくなるのです。
自己流にならなければ体調不良のリスクは減る
断食で体調を崩す一番の原因は、自己流で断食する場合です。特に知識がない場合、最初から難易度の高い「水断食」に手を出してしまうことが多く、これが原因で体調を崩します。
- 水断食は自己流でやらない
- 断食に適した飲み物を活用する
水断食は自己流でやらない
純粋な断食は水だけで行います。ですから、水断食に問題であるのではなく、知識がないまま自己流で行うことが問題なのです。長い時間食事をしないと、体は外からの栄養ではなく、体の脂肪やタンパク質を分解して利用し始めます。
この時、体はいつもと違う経路で代謝をしているため、高栄養の食事に耐えられる状態ではありません。これを破るとショック状態を引き起こします(リフィーディング症候群)。
水断食は本来、医師や断食の専門家の指導が必要なのです。
飲み物と活用して断食をする
自宅でリスク無く断食をするためには、水以外の飲み物を利用します。具体的にはスープ、ジュース、酵素ドリンク、スムージー、青汁などの飲み物ですね。飲み物ならなんでも良いわけではありません。
断食には適した飲み物があります。スープであれば具と油が入っていない物、ジュースであればリンゴなどをジューサーで絞ったもの。断食ですから固形物や油など、消化に負担をかけてはいけません。
ご紹介した飲み物を使えば、健康的なリスクなく断食できます。
リバウンドはアフターケアで防げる
断食ダイエット後のリバウンドのリスクは、断食後のアフターケアで予防できます。大切なのは回復期間を正しくしっかり作ること、断食後に運動すること、この2つです。
最初にご紹介した通り、リバウンドはダイエット後に元の状態に戻ろうとする「ホメオスタシス(元の状態に戻ろうとする機能)」と、筋肉量が減ることで代謝量が落ちることが原因でしたね。回復期間と運動がどう関わっているのでしょうか。
- 回復期間をしっかり作る
- 断食後に運動をする
回復期間をしっかり作る
リバウンドを予防するために、一番大切なのは回復期間を作ることです。急にダイエットすると体は「飢餓状態!緊急事態!元に戻さないと!」と体を維持するための機能を働かせます。
この時に急に糖分や脂肪分の多い物を食べると、体はできるだけ溜め込もうとします。そのため、回復期間を作って段階的に元の食事に戻していく必要があります。
なお、回復期間が終わっても、食事の量や質には気を付けましょう。もともとダイエットが必要になってしまった理由は、普段の食事が多すぎたり質に問題があるから。痩せたからと、以前と同じ食事に戻ってしまえば、またダイエットが必要になるかもしれませんよ。
断食後に運動をする
当たり前のようで、実はないがしろにされがちなのが運動です。断食ダイエットをすると、脂肪が使われて痩せますが、同時に筋肉などのタンパク質も分解してしまいます。つまり筋肉の量が減ります。
筋肉はエネルギーをたくさん使う部分ですから、筋肉の量が減ると自然に太りやすい体質になります。そして、断食ダイエット後には筋肉が減りますから、断食前よりも少しだけ太りやすい体質になったということ。
この問題を解決するために運動が必要なのですね。ただ、運動といっても激しい運動でなくても良いのです。1回20分くらいのランニングを、週に2〜3回やるだけでも十分です。ランニングが難しいのなら、ウォーキングでも腕立て伏せなどの筋トレでも構いません。
体を動かして筋肉を刺激できればいいのです。ちなみに、一番効率よく筋肉を増やしたい場合、スクワットがおすすめです。足の筋肉は体でも一番大きく鍛えやすく簡単なんですよ。スクワットをするとヒップアップ効果も期待できるので、女性には特におすすめです。
まとめ
いかがでしたか。
断食にはリスクがあります。しかし、リスクを小さくする方法を知れば、何も怖いことはありません。ご紹介をした「飲み物を使った断食」と「リバウンドを予防する方法」を守ればあなたにも安全に断食できます。
断食の効果はダイエットにとどまらず、健康、美容にも効果が期待できますから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。